くまーるブログ

あやしうこそものぐるほしけれ。

香港所感

 

24年ぶりに香港に行ってきました。

新型コロナウィルス感染症の流行も落ち着きを取り戻し、流行前のときと同じ状況(検査や隔離がない状態)で自由に行き来ができるようになりました。その波に私も乗っかる形で、行ってきました。

コロナ前から、海外への渡航は変化が見られました。
例えば、出入国のスタンプの廃止、出入国審査の自動化等です。
それは以前の記憶があったので問題はなかったのですが、私が今回驚いたのは「自動チェックイン機」なるものでした。
航空会社のカウンターでチェックインをするものだと思っていたのですが、今は機械でチェックイン。荷物を預ける必要がある人だけ、カウンターに行くというものでした。

海外へ行く飛行機、しかも3時間半というある程度の時間があるフライト。
となれば楽しみなのは機内食

「久しぶりだなぁ」と、感慨深いものがありました。

 

そして、香港に無事に入境。やっぱりパスポートにスタンプは押されません。
記念でもいいから押してほしいな~と思うのであります。

「じきにパスポートはカードになってしまうだろうな」と思いました。

私は海外にはSIMフリーのポケットWi-Fiを持っていくのですが、これも稼働させるのはコロナ前に海外に行った4年前以来。
お店でSIMを買って挿してもらって、使えることが分かるまではドキドキでした。
ちなみにSIMは12GBで88HKD(1580円)。結局最終日まで3GBぐらいしか使わなかったので、半分のギガで半額のものがあるといいな、と思いました。

そして空港から市内に向かう鉄道に乗車。
運賃、105HKD(1885円)…。
20分ちょいで市内に行ける快適な列車とはいえ、高いな…。

 

この「高いな…」は結局最終日まで付きまといました。

とにかく、高いのです。
コンビニの水(500mL)が10HKD(約180円)。


日本だとコンビニの水は110円か120円ぐらいだと思うので、割高感がするのです。

飲食をするたびに感じました。
クレジットカードも使ったものの、
両替をした現金がサササササーッと消えていくのはちょっとコワかったです。

そして、今月のクレジットカードの請求がコワいです…😅

 

でも、食べ物はどれも美味しかったです。
地元の方にいろいろなお店に連れて行っていただきました。

飲茶にも行けました。

おいしいものを食べていると調子に乗って食べすぎてしまい、お腹を壊すこともあるのですが、今回は理性というか自制がきいたのか、お腹が痛くなることなく毎日を過ごせました。

飲食店等でビックリしたのが、普通話(北京語)が聞こえてくること。
注文のとき普通に店員さんに普通話(北京語)で話しかける人がいたことです。
そして普通に店員さんが普通話で答える。
コードスイッチングがすごいんです。

なんかシンガポールみたいだなあ、と思いました。

 

ディズニーランドのジャングルクルーズは3言語対応のようです。
(私が行ったときは英語と北京語のみでしたが…)
どうやら言語で船がわかれていたようで、これは日本のジャングルクルーズも真似をしてもいいのでは、と思いました。
ジャングルクルーズは船頭さん(?)の話術を楽しむものだと思うので…。

 

普通話(北京語)と言えば、話の中で何かと中国のことが話題になるのも印象的でした。
ニュースでも中国のことが取り上げられるし、北京では今どうこうとか、上海では何が起きたかとか、中国の就職率とか、宇宙開発とかの話題が普通に生活の中に溶け込んでいるのを見て「一国二制度の“中国”なんだな」と思いました。

レジ袋が有料で、最初に聞かれるのが「袋要りますか?」だというのは日本と同じだと思った。
でも、広東語はわからないので、「bù yòng」か「No bag, please.」と返してました。
そう考えると、「袋要りますか?」は日本語の初級でも必要な表現かも。

試しにレジ袋もらってみようと思って「Yes, please」で返したところ…。
1枚1HKD(約18円)でした。
これは「たっか~!」とは思いませんでした。
「3円とか5円とか言わず、日本ももっと高い値段にすればいいのに」と思いました。

 

クレジットカードを結構使いました。
クレジットカードで支払うというとほとんどのレジで「タッチして」と言われました。
私のカード、タッチのタイプじゃないんですよね…💦

なので、その都度「Insert, please」という謎の英語(「これ、挿入するタイプなんです」と言いたいが英語でどう言ったらいいかわからないため)で対応していました。
こないだクレジットカードは更新したばかりだけど、タッチタイプのやつ、1個持っておいたほうがいいかな。
日本もいずれタッチのほうが主流になるだろうし…。


そして、交通、とくにMTRが複雑になっていてビックリしました。
私が昔来たときは、赤と青と緑しかなかったんですが…。


なんか東京みたいにぐちゃぐちゃになってました。

ま、大都市だからこうなりますよね…💦

昔ながらの乗り物と言えば、スターフェリーがありますが、今でも健在でした。
でも、昔と比べてお客さんは少なく赤字で、「いつかなくなるかもしれない」なんていうことも聞きました。
次に香港に来たときになくなっていては寂しいので、乗っておくことにしました。
しかも、下。
スタフェリーは、下のほうが好きな私です。

そして昔ながらの乗り物と言えば、トラムに乗りました。
あいにく伝説の120番には乗れませんでしたが、2階建ての最前列に乗って、流れゆく街並みを楽しむことができました。
でも、途中で運行が打ち切られちゃって、全然動かなくなって、しょうがないので降りようとしたら「お代は要らない」みたいなことを言われたんです。なので、タダで乗ってしまいました…💦

 

24年ぶりの香港。
いろいろなものが変わっていました。
「なつかしい」と感じるより「うわあ、すごいな」という感覚ばかりでした。

ちなみに、香港の人(ただし日本語が話せる)の人に「香港はじめてですか?」と聞かれ「いいえ、3回目です。でも24年ぶりです」というと大抵の人が驚いていました。

間、あきすぎですよね。

そんな香港滞在も、とうとう最終日が来ました。
名残惜しいのですが、「今度は24年も間をあけるのはやめよう」と誓った次第です(笑)

市内から空港へは、節約も兼ねてバスで行きました。
33HKD(586円)。
空港までの列車の3分の1です。
時間は逆に3倍ぐらいかかりますが、時間はあるので気にしませんでした。

 

そして空港に着いて手続き等をして出境、そして飛行機に乗り、一路羽田へ。

実は帰りの便は羽田経由だったんです。

夜遅くに羽田に着く便だったので、羽田空港内の宿所にて一泊。
翌朝、国内線で名古屋に向かいました。

チェックイン機は、国内線もでした。
なんなら羽田空港の国内線は、荷物預けるのも機械になっていました。

「何でも機械化! 人がいなくなる!」

とはなっていませんでした。結局操作がわからずに説明を求める人が多数。
私もその一人でしたが…😅
多くの係員がつきっきりで対応していました。
だったらもともとの有人カウンターでいいじゃないかと思うけど…

 

あ、順番が前後しますが、この4年海外行ってない間に変わってたことがもう1つありました。
税関の申告です。

予め「Visit Japan Web」に登録して、申告内容に関する質問に答えておいて、QRコードを呼びだしてそしてパスポートと一緒にこの機械に読み込ませて顔写真、という流れ。
それはそれは、戸惑いました😅

その手続きをしておけば、あとは「電子申告ゲート」というところに向かって進めば何事もなくスルーできるという仕組みでした。
私のように久しぶりに海外行かれる方は、私と同じように遠慮なく戸惑っていただければと…😅

 

「久しぶりに海外」という方も多いと思います。
このコロナの間で海外に行くときの自分の行動の感覚・記憶がなくなっている方も多いと思います。
おまけにシステムがいろいろ変わっています。

戸惑うこともあると思いますが、それも楽しみながら海外旅行を楽しんでいただけたらと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。