くまーるブログ

あやしうこそものぐるほしけれ。

エンコーディングとデコーディング

こんな投稿を見かけました。

 

 

「8人に4リットルのジュースを分けると1人何リットル?」という問いに対して、
誤答には8÷4=2 2L というのが多かった、というのが話題になり、…」とありました。

これを読んで私は「そうはならんだろ」と思っていたのですが、そういう解釈をしちゃう子どもたちがいるとのことでした。

これに対するリプライの中には

 8人に(それぞれ)4Lのジュースを分けるとしたら、
 元が32L分あると考えて、1人分4Lでよいのではないか

というものもありました。

なるほど。

そうとも読める。

これを取り上げる元となった問題文(の原文)は以下の通りでした。

 8人に、4Lのジュースを等しく分けます。
 1人分は何Lですか。求める式と答えを書きましょう。

こうなると、4リットルのあるジュースを8人に等分することになるので、

 4÷8=0.5

 ということで0.5Lが正解となるでしょう。

 

戻って冒頭の「8人に4リットルのジュースを分けると1人何リットル?」だと端折りすぎではないか、と思う人も現れるでしょう。

 

人は情報を伝えるために、情報の要素を並べます。(エンコーディング
そして人は情報を得るために、並べられた情報を解読します。(デコーディング)

 

このエンコーディングとデコーディングがずれてしまうのが、人の世の常なんでしょう。
ずれがないようにするためには、エンコーディング(作文)もデコーディング(読解)も、力をつける必要があります。

 

最後に宣伝になってしまいますが、7月4日にこのような書籍を出版いたします。
作文力はなくて、語彙力・読解力を身に付ける書籍ですが、ご興味のある方、ご購入なさってみてくださいませ🙇

 

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