こんな投稿を見かけました。
以前、学力テストで
— 積分定数 (@sekibunnteisuu) 2024年6月25日
8人に4リットルのジュースを分けると1人何リットル?
誤答には8÷4=2 2L というのが多かった、というのが話題になり、順序擁護勢が「そらみたことか」と言っていたが、誤答した子もかけ算順序指導を受けていたはず(※)で、むしろ、順序指導が役に立たないことを示している。
「8人に4リットルのジュースを分けると1人何リットル?」という問いに対して、
「誤答には8÷4=2 2L というのが多かった、というのが話題になり、…」とありました。
これを読んで私は「そうはならんだろ」と思っていたのですが、そういう解釈をしちゃう子どもたちがいるとのことでした。
これに対するリプライの中には
8人に(それぞれ)4Lのジュースを分けるとしたら、
元が32L分あると考えて、1人分4Lでよいのではないか
というものもありました。
なるほど。
そうとも読める。
これを取り上げる元となった問題文(の原文)は以下の通りでした。
8人に、4Lのジュースを等しく分けます。
1人分は何Lですか。求める式と答えを書きましょう。
こうなると、4リットルのあるジュースを8人に等分することになるので、
4÷8=0.5
ということで0.5Lが正解となるでしょう。
戻って冒頭の「8人に4リットルのジュースを分けると1人何リットル?」だと端折りすぎではないか、と思う人も現れるでしょう。
人は情報を伝えるために、情報の要素を並べます。(エンコーディング)
そして人は情報を得るために、並べられた情報を解読します。(デコーディング)
このエンコーディングとデコーディングがずれてしまうのが、人の世の常なんでしょう。
ずれがないようにするためには、エンコーディング(作文)もデコーディング(読解)も、力をつける必要があります。
最後に宣伝になってしまいますが、7月4日にこのような書籍を出版いたします。
作文力はなくて、語彙力・読解力を身に付ける書籍ですが、ご興味のある方、ご購入なさってみてくださいませ🙇
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