くまーるブログ

あやしうこそものぐるほしけれ。

サイゼリヤと若いお坊さんと日本語教育と。

コロナ禍での生活も、3年目を迎えました。

最近は第6波が訪れていますが、感染者も急減はしていないけど減少傾向で、

まん防も終了に近づいています。

 

そこで、この3連休は外食多めで過ごしました。

といっても、贅沢をするのではなく、普段行けてなかったお店にただ行くだけ・・・💦

 

んでもって、昨日(3/20)入ったのはサイゼリヤ

 

 

そしたら、4人組の若い男の人たちが座っているのが見えました。
坊主頭だったので、最初は野球部の高校生かなと思ったんです。

 

でもよく見ると、髪の毛が短いのではなく、剃ってある。
しかも1人は作務衣を着ている。

 

「ああ、お坊さんだ」と心の中で思いました。

 

ドリンクバーに飲みものを取りに行くついでに何度も見て確信しました。

うん、やっぱりお坊さんだ。しかも、全員若い。

 

4人の若いお坊さんがサイゼリアにいる、っていうだけで何か日常から離れた感じがしたのですが、聞こえてくる会話がとても興味深いのです。
(お坊さんだからか、みんな声が通るのです。なので、よく聞こえるのです)

 

「お彼岸なのに時間有るの?」

 

とか

 

「何かの研修?」(4人とも名古屋弁じゃなかった)

 

とか思いましたが、とにかく聞こえる会話が気になってしょうがないのです。

 

忘れてはいけません。

私はご飯を食べに来たのです。

「アーリオ・オーリオ(300円)」と「ペコリーノチーズ(100円)」を注文しました。

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(どうでもいいのですが、この2つで私はシアワセな気持ちになれます。ドリンクバーつけても600円。サイゼリヤってすごいな、と思っています)

 

さて、食べ物が運ばれてくる間も、気になって聞き続けます。

 

4人の若いお坊さんが熱論しているのです。

部分的にしか聞き取れないのですが、こんな感じでした。


「俗世と並行でやってくの大変だよね」
「それ、南無阿弥陀仏だよね」
「僕は煩悩とかゲスいところをさらけ出しますね」

 

もう、仏教用語と若者の言い回しのミックスが絶妙で、「ああ、ずっと聞いていたい」とも思っていました。

そして、アーリオ・オーリオとペコリーノチーズ到着。
混ぜ混ぜしながら食べ始めるのですが、味よりも、お坊さんたち熱論の行方が気になる…。

 

メールとか、LINEのメッセージのことをすべて「便り(たより)」と言っていることに、ジワる。

 

こちらから送っても全然返事の来ない「便り」をブロックするかしないかの議論も、白熱していました。
お坊さんといえども、ブロックについて判断に迷うことがあるんですね・・・💦

 

内容が気になりすぎて、アーリオ・オーリオの味が既に分からない・・・😅

 

ジワると言えば、「これを実現するには今生(こんじょう)ではムリ」というセリフにもジワっときました。

 

きっと「現世」もしくは「今の世の中」ぐらいの意味なんでしょうが「今生」と言われたときの何か神々しさといったら・・・✨

 

きっと日常生活で聞くことは(やや)少ない「呉音」のせいなんでしょうね。
漢字が日本に伝わってきたときに前後して仏教も伝来していると考えられるので、漢字輸入の初期の発音である呉音が仏教用語には多かったりします。

 

頭 呉音-ズ 漢音-トウ

行 呉音-ギョウ 漢音-コウ

今 呉音-コン 漢音-キン

生 呉音-ショウ 漢音-セイ

 

そして、次は(多分)寺院経営の話をし始めました。

 

「ウチの業界って、家族経営じゃん。会社組織にする必要があるんだよね。これからの時代・・・」

 

とか

 

「それを成功事例としてブランディングをして・・・」

 

とか聞こえてきました。

 

お坊さんの口からブランディングという言葉が出てくるとは。

しかも、「業界」って・・・💦

 

内容が気になりすぎて、ペコリーノチーズの味が…😅

そして、「呉音の漢字」アンド「最新の外来語」のミックスというのも新鮮だったのかもしれません。


そして、店員さんが「ラストオーダーの時間ですがご注文は…」と言いかけたら4人が異口同音で「ないっす」と。

「っす」とも言うのね💦

 

今まで持っていた、お坊さんのイメージとは違う世界に触れました・・・🌄

 

ずっと粘って聞いてたのですが、まん防の関係で9時閉店だったので、ここでストップ✋
もうちょっと聞いていたかったです💦

 

そう言えば、最後のほうでは「この業界をどうするか」とも言っていました。

業界というのはお坊さんの業界だと思うのだけど、きっと「今までと同じやり方ではいけない」とか「檀家の数が減っている。どうやって収入を得るか」とか、何らかの危機感があるのだろうな、と思いました。

なんとなくですが、お坊さんも大変なんだ、ということがわかりました。

 

帰り道、自分の若いころを思い出しました。

 

私も若いころ、「日本語教育の業界をどう盛り上げるか」とか、「どうやってプレゼンスを高めるか」とか、「収入をUPするにはどうすればいいか」などについて、仲間と話し合っていました。

 

何かいい答えが出たわけではありません。

 

その後、私自身が何か劇的に変わった気もしていません。
日本語教育の業界もさして変わった感じがしていません。

 

もちろん、変わった部分もあると思います。

それに、これからは変わる気がするんです。

 

特にコロナ禍を通して、だいぶ変化したものがあります。

また「働き方改革」という言葉も現れ、日本語教育を巡る労働環境も変わりつつあります。

 

変わる気が、するんです。

 

きっと今もどこかで、若い世代の日本語教師の方が、あれこれ熱論を繰り広げているだろうと思います。

そんな若い世代の方に、頑張ってほしいなあと思います。

そしてそれを応援したい


若い人に仕事をどんどんやってほしいし、アイデアも出してほしいし、失敗してもいいからチャレンジしてほしい。そういう場をどんどん作っていくのが私の世代の役割なのかな😅

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。