「ああ、そうだ」と気づかされることがありました。
それは、「フリーランス日本語教師の方が、日本語教師向けのセミナーや勉強会などを主催されることが増えてきている」という投稿でした。
いわゆるフリーランス日本語教師の方が、日本語教師向けのセミナーや勉強会などを主催されることが増えて来ていますが、これは本業の授業だけでは十分な収入が確保できなくなって来ているという理解で正しいでしょうか
— HIROSHI HIGUCHI@株式会社REN (@REN_education) 2021年3月15日
私なりにリプライをしてみました。
そうなんですかね…。
— Kumar(西隈俊哉) (@route2490) 2021年3月15日
もしそうだとしたら、日本語教師だけでなくて日本語教師以外にもセミナーや勉強会を開いてもいいと思うのですが…。日本語教師どうしてお金のやり取りをしても潤わない気がします。知識や情報の共有だけなら日本語教師どうしてもいいと思いますが、お金は多く取れないですよね。
※「日本語教師どうして」「日本語教師どうしても」とありますが、「日本語教師どうしで」「日本語教師どうしでも」の間違いですね…。すみません💦
そしてこれに対するリプライ。
おっしゃる通りだと思います。
— HIROSHI HIGUCHI@株式会社REN (@REN_education) 2021年3月15日
以前、この状況を共食いだと表現されている方がいらしてハッとしたのを覚えています。
オンラインで気軽に開催できるようになった分、参加者側も見る目を養う必要がありますよね。
業界の経験が浅い方だと難しいんでしょうが😰
共食い…。
私も「ハッ」としました。
そして、「なるほど」と思いました。
繰り返しになりますが、日本語教師(特にフリーランスの方)が、日本語教師(養成講座受講中の方も含む)を相手にセミナーや勉強会を開くことが多くなりました。
オンラインでの開催が増えた去年の春ごろから増えてきた気がします。
私自身も4年ぐらい前から日本語教師のためのセミナーや勉強会を開いてきたので、ある意味、そのうちの1人かもしれません。
(とはいえ、昨年は『読解力ドリル』の執筆と、法人向けのお仕事の件で忙しくて、勉強会を全然やれていません…)
そんな私自身の自戒の念も込めて、昨今のセミナーや勉強会ラッシュについて思うことを書いておこうと思います。
まずその前に、私はこういったセミナーや勉強会に対して料金を払うこと、お金を得ることについては異論はありません。
お金というのは動かさないと死んでしまいます。
でも、狭い世界で動かしていては、やはり生きないと思います。
そうです。
冒頭で挙げた「共食い」の状態です。
同業者からお金を得ること自体は否定はしませんが、他からもお金を得たほうがいいと思います。そしてこの業界のために使うことが、お金のいい使い方だと思うのです。
そうは言っても、どういったセミナーや勉強会にはお金を払って参加しても良くて、どういったセミナーや勉強会には参加しないほうがいいのか、迷うと思います。
そこで、全くの個人的意見(偏見?)ですが、セミナーや勉強会の判断基準を考えてみようと思います。
値段:
高いものほど怪しいと思ったほうがいいです。
実際は高くてもいいものがあるかもしれませんが、そのような価格になるのはほとんどが講師のネームバリューです。有名でもなく、実績もない講師によるものに高いお金を払わなくてもいいと思います。もしかしたらネットで情報が集められる程度のものかもしれません。
あと、高いお金を払うことの良くないことは「これだけのお金を払ったんだから私は学んだ!」みたいな思い込み(または慰め)を自分でしてしまうことです。それによって本当の価値を見失います。
具体的な金額ですが…。
私の基準では、2,500円あたりが境界線でしょうか。
対面でしたら、会場を借りるお金がかかるので、3,000円や4,000円を超えるのは仕方ないかなと思います。
あと、個人的には割引料金の有無というのも判断の1つかと思います。
割引があったほうがいいと思うかもしれませんが、むしろ逆で、ない方が安心できます。
割引があるということは、「その料金でもできる」ということを意味しています。
だったらば最初からその料金で設定してほしいものです。なのにそれをしていないということは、高い料金設定をしていることになるからです。
主催者:
名前を聞いたものである方がいいと思います。
Googleで検索して、ヒットするかどうかも1つの基準かもしれません。
あとは、評判ですね。
ネット上での評判を集めたり、主催団体orその団体に属する人の発言を見てみたりすることが大事かなと思います。
そろそろ、「セミナー・勉強会等の評判だけを集めたサイト」があってもいいなと思っていますが…(笑)
講師:
講師名が書かれていないのが、いちばん怪しいです。
主催団体名が書いてあっても、あくまでもそれは主催であり、講師は別にいるはずです。
講師が誰であるか、名前をきちんと確認しましょう。
講師の名前➡プロフィール➡写真の順に信頼度は増すと思います。
内容:
できるだけ具体的なほうがいいです。
万人受けしそうで、かつ抽象的なものは、やめておいた方がいいです。
セミナー・勉強会の内容について疑問を持ったら、問い合わせをしましょう。その問い合わせの応対によっても、主催者の人となりが分かります。
受講者・参加者の声:
アテにならないと思います。
いいことしか書いてありません。
このような感じです。
書き散らかした感じがしますが、どうかご容赦ください。
要は「どこの誰だかわからなくて、内容もあいまいで、お金が高いセミナー・勉強会には参加するのはやめたほうがいいです」ということでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。