なんか大それたタイトルをつけちゃったなぁ・・・。
ひとまずこのタイトルでいきましょう💦
昨日、『できる日本語』のシリーズがスタートしてから10周年を記念したイベント(オンライン)が開催されたので、参加いたしました。
基調講演として嶋田和子先生のお話(第1部)と、『できる日本語』を使ってらっしゃる4人の先生のお話(第2部)と、BORでのお話し会(第3部)に分かれての盛りだくさんの内容でした。
第1部~第3部のどの時間も有意義な時間だったのですが、私にとっては嶋田先生のお話がとても印象的でした。
嶋田先生をご存じの方はご存じだと思うのですが、とてもパワフルな方で、お話を聞くだけで元気になれます。
今回もお話を聞いて元気をもらえました。
いや、でも、今回はそれだけではなかったのです。
嶋田先生のお話の中で、自分自身のことをいろいろ考えさせられたのです。
というのも、嶋田先生のお話に出てくる言葉が、私の心にぐさぐさ刺さってきまして・・・。
一番突き刺さったのはこの言葉でした。
教科書は作って終わりではない。みんなで育て続けるもの。
それを通して、教師も成長し続けることができる。
私も、『日本語ロジカルトレーニング』という書籍を作っています。
教科書とは言えませんが、日本語学習用の本です。
「作って終わりではない」
これは思っていました。
「みんなで育て続けるもの」
これもそう思っていました。
なので、EduJapa!様のご厚意でロジトレのコーナーを作っていただいたり、「ロジトレ祭り」を開いたりしていました。
でも、「それを通して、教師も成長し続ける」についてはどうなんだろう。
私は、教師の成長まで考えていた?
考えだすと止まらなくなりました・・・。
折しも先日、あいうえお先生 @aiueo_sensei がnoteにて“「日本語ロジカルトレーニング」で教師もトレーニングができる”ということを書いていらっしゃいます。
これについても考えさせられました。
「そっか、教師のトレーニングにもつながるのか。教師のトレーニングも大事だよな」と思い始めたばかりでした。
嶋田先生のお話の続きです。続けて、嶋田先生はこのようなこともおっしゃってました。
人・社会とつながること
対話を重ねること
成長し続けること
対話と成長については先ほども書いたのでひとまず置いておくとして、「人・社会とつながること」についても、グサッと刺さりました。
私はロジトレを通して、どこまで人・社会とつながっているのだろう?
以前、ブログで「コアなファン」について書きましたが、
もちろん、ロジトレのコアなファンを大事にするのもいいんだけど、広くつながっていくときも必要なのでは、という気持ちも出てきます。
どうしたらいいんだろう?
Twitterでどんどん宣伝するのがいいのだろうか?
いろんな研究会やセミナーに顔を出すのがいいのだろうか?
今一つ、わかりません・・・。
そして、さらに・・・。
まだ突き刺さるものがありました。
もっともこの話題は、突き刺さるというより、共感したと言ってもいいかもしれません。
それは
ユーザーの理解が深められるものを作る必要性
について、でした。
嶋田先生のお話によると、『できる日本語』ユーザーの方から以下のような声が聞かれたそうです。
●どうやって使っていいかわからない。
●学校では使い方の研修が一切ないから使い方の説明がほしい。
●アクラスのサイトに必要なものを置い(てもらっ)たが見つけにくい。
●授業での進め方を知りたい。
●説明は動画で行ってくれるとありがたい。
例えば「サイトに必要なものを置いたが見つけにくい。」という指摘に対しては『できる日本語』専用のサイトを作るなど、いくつかの解決・改善をはかってこられたそうです。
この「ユーザーの声」というのが、ロジトレのユーザーの方からも聞かれることだなぁ、としみじみ思いました。
ロジトレも、使い方については巻末に付録の形で付けております。
でも、それだけでは足りないのかもしれません。
「具体的にどうやって使えばいいのか」というユーザーの声にもっと耳を傾けなければならないな、と思いました。
ここからは言い訳なんですが、私の気持ちを吐露しておきます・・・。
ユーザーの声にお応えしたいです。
ロジトレももっと多くの先生に使っていただきたいと思っています。
でも、どうすればいいのかわからない、という気持ちもあります。
そして、私の身一つでは無理かな、ということです。
私はパワフルさを持っていない人で、どっちかと言うとものぐさな人間です。
なので、サイト作ったりセミナーを開いたりっていうのが、なかなかできずにいます・・・。
昨日開かれた『できる日本語』10周年記念イベントみたいに、実際にロジトレを使っている先生方にご発表をしていただく機会を持ちたいな、と思うのですが、今のところ年に2回「ロジトレ祭り」をするのが精一杯です・・・。
ロジトレを通した、つながりと対話と成長は、まだまだ発展途上であります・・・。