12月の始めに、縁あって『2分で読解力ドリル』『2分で読解力ドリル ちょっとやさしめ』を出版いたしました。
今回は、この書籍が出版されるまでの経緯をお話させていただきたく思います。
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2019年の7月のことでした。
発行元から突然のメールがありました。
内容は「読解力をつけるドリルを出版しようという計画があり、それについて意見を聞きたい」というものでした。
私としては何か参考意見を述べるのかな、ぐらいの気持ちでお返事をしたのですが、どうも話がかみ合わないので、電話で話すことになりました。
電話で話す日が、ちょうどキャンプに行く予定の日で…。
かかってきたのが、日本一標高の高い場所にあるサービスエリア(写真参照)で休んでいるときでした。
↑ソフトクリームがおいしいです。
その電話で明らかになったのは、「著者として新しい本を執筆してほしい」というものでした。
驚きました。
読者層は日本語母語話者。
日本語教育とはある意味無関係。
そもそもの読者数が違う!
その後キャンプ場に着いて火おこしをしながら「うわ~。とんでもない仕事を引き受けたな」という気持ちになりました。
「何で私なんだろう?」
「もっと適任者はいるんじゃないか?」
ということを、焼けてジュージューいっている肉や野菜を目の前にして思い続けるのでした。
↑イメージ(無料素材のため、ロゴ入り)
そして、約2週間ぐらい経って、打ち合わせをしに東京へ行きました。
やはり、書籍発行のねらいだけでなく、コトのいきさつや、「なにゆえ私なのか」ということを直接聞きたいなと思ったので…。
↑話し合った場所。ガラス張りの素敵なビル
直接お話をしてわかったのは、こういうことでした。
候補は何人かいた。断られたこともあった。
ある日、本屋に行った。
普段は行かない、語学のコーナーに行った。
そこに、日本語教育というコーナーがあることを知った。
本棚をずっと見ていたら『日本語ロジカルトレーニング』(末尾にリンクあり)を見つけた。
手に取って読んでみたら、「ん、これは!」と思って、連絡先を聞き出してメールをした。
↑しばらく考え込むオイラ。
えっ!? そういうことだったの?!
どこで何が起きるかわかりません・・・。
この一件で思ったことは、
何らかの成果物を残しておくと、次の仕事につながる
ということでした。
同義循環的で申し訳ないのですが、
「書籍を出したいと思った場合、書籍を出しておくことが大事」
そんな気がします。
そうなると気になるのが「じゃあ、最初の1冊目はどうしたらいいの?」ということですよね。
それについては、また次の機会に書きたいと思います。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。
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★本文中に出てきた『日本語ロジカルトレーニング』とはこの書籍のことです。
『日本語ロジカルトレーニング 初級』
『日本語ロジカルトレーニング 中級』