くまーるブログ

あやしうこそものぐるほしけれ。

「主体性」を訪ねて三千里

 EduAの今月号の特集が“「主体性」を引き出すノートづくり”とあったので、朝からずっと記事を読んでいました。

 

“「主体性」を引き出すノートづくり”の記事が一部WEBにも載っています。そのうちの1つを貼っておきます。

 

 そこで再び、私の頭の中にあった「主体性」もしくは「自律性」というのがゴソゴソしはじめました。

 今回はこれについて書いてみようと思います。
 うまく書けない可能性もあると思いますが…。

 

 * * * * * 

 

 わたくし、ここ数年、「主体性」もしくは「自律性」っていうものが、ずっと頭の中をウロウロしています。

※「主体性」と「自律性」は異なるものであるかと思われますが、今回は私の中では同義としておきます。予めご了承を。

 

 なかなか自発的に学習を始めたり、進めたりしてくれない学習者を、よく見かけるようになったためです。中には勉強の仕方があまり把握できていないんじゃないかと思える学習者も見かけました。

 そういった学習者に対して、どうやって「主体性」や「自律性」を育んでもらえるのか、ずっと答えが出ないままでいます。

 「主体性」や「自律性」を考えるときに、私の目の前に現れたのは、現在の学習指導要領です。現在、といっても、小学校が2020年度、中学校が2021年度、高校が2022年度と、順次実施されているものですが…。

 学習指導要領の中に出てくるものに、「学校教育において重視すべき三要素」というものがあります。

●知識・技能

●思考力・判断力・表現力等

●学びに向かう力、人間性等(主体性・多様性・協働性)

の3つです。(画像参照)

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「教育課程企画特別部会 論点整理 補足資料 - 文部科学省」より

 

 これを日本語教育に当てはめることに無理があるのは承知の上で、当てはめて考えてみました。

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私個人にとって、「学びに向かう力、人間性等(主体性・多様性・協働性)」については未解明

 「知識・技能」については、立場の差こそあれ、今までの考え方・教え方等の蓄積があると思います。教材も豊富でしょう。

 「思考力・判断力・表現力等」についても、近年、教え方や教材についての議論が進んできた気がします。教材も徐々にそろい始めている印象を持っています。拙著の『ロジトレ』も、微力ながらその一冊として貢献できているかなと思っています。

 そして、「学びに向かう力、人間性等(主体性・多様性・協働性)」については…どうでしょう?
 「協働」という観点や「多様性」については私は勉強不足ではあるものの、発言や文献・資料等を見かけます。しかし「主体性」は…。どうなんでしょう?

 私は、「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」というのは日本語学習者にも当てはまるんじゃないかと思うのです。
 関わりを持つためには、やはり「主体性」が大事である気がして…。同時に「自律性」も大事である気がしまして。
 「社会・世界と主体的に関わっていって、自律性を持ちながら生きていく」ということの実現を目指すために何をすればか、どうすればいいかについて、私はまだまだわからないでいます。

 う~ん、やっぱりまとまらなかった…。「自分がわかっていない」っていうことをただ書いただけの文章になっちゃいました。
 大変失礼しました。
 
 どなたか、実践例とか、ためになる論文とか、何か情報があったらご教示くださいませ。
 
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。