くまーるブログ

あやしうこそものぐるほしけれ。

偶然の再会の意味するところ

一昨日の夜のことです。

お仕事が思ったより延びて、
名古屋に戻ってきたのが夜の9時ごろでした。
改札を出て歩いていると、目の前にいた人が急に立ち止まって私を見て
「あ、先生!」と言いました。
養成講座で仲良くしていた受講生さんでした。

大阪で仕事してるけど、たまたまその日は名古屋で仕事する日だったのだとか。

 

偶然ってすごいもんですね。
向こうもたまたま名古屋で仕事、しかも夜の9時ごろまで名古屋。
私もいつもならもっと早めに名古屋に帰ってくるんだけどたまたま夜9時に名古屋。
ほんと、偶然というのは怖いというかすごいというか…。

 

それと、マスクしていてよく気付いたな、と思いました。
私も「あ、先生!」と言われた瞬間にその修了生さんの名前を思い出したのでそれはそれですごいなと思いましたが…。

 

皆さんも、偶然の再会って何度か経験ありますよね。


私も何度かありますが、今でも印象に残っているものを2つ。
2つとも日本語を学んでいた学習者とのエピソードです。

 

1つめは韓国在住時代とその後の時までさかのぼります。

 

韓国在住時代、私はソウルからはるか遠くにある地方都市で日本語を教えていたのですが、その街での日本語教師生活を終え日本に帰国した後、再び韓国を訪れる機会がありました。
その時はソウルに行きました。
明洞の街を歩いていたところ、「先生!」と呼びかけられました。


地方都市で日本語を教えていたときの学生でした。


どうしてソウルにいるのか聞いてみたところ、もっと日本語の勉強がしたいと思ってソウルにある大学の日本語学科に編入したとのこと。
日本語は上手になっていたのですが、「신기하다(シンギハダ)」という言葉だけは韓国語で言ってたのを覚えています。きっと当てはまるいい日本語がないからだと思います。「신기하다」を意訳すると「信じられないぐらい珍しく不思議な出来事だ」っていうことを言い表す言葉かな、と思います。

 

2つめは今から数年前のことです。

 

大阪に行ったとき、新大阪駅のコンビニでお弁当を買って温めていました。
そのコンビニは電子レンジが店の外側を向いていて、人通りがある前でお弁当を温める感じになります。
お弁当を入れて待っている間、1分ぐらいだと思いますが、何気なく回りを見渡していました。そしたら目が合う人が。
お互いに「え~?!」とビックリしあいました。

名古屋で教えていた留学生で、そのあと日本の会社で働いていました。
配属が大阪になって大阪で暮らしていたのは知っていましたし、名古屋で会う(そのときは偶然ではなく、留学生同士で集まるときに私も呼ばれることがある)ことはあるのですが、
まさか新大阪駅で会うとは。

どうして新大阪駅にいるのか聞いてみると、元留学生曰く、あまり新大阪駅で食事とかしないんだけど、たまたま友だちが「新大阪駅の近くで食事しよう」と言ったので新大阪駅まで来たのだそうです。


そうだった。
先月行ったウズベキスタン料理の店では、養成講座の元受講生さんに会ったんだった。
ウズベキスタン料理の店も、えみりーさんと「行ってみよう!」という軽いノリで決めただけなんですよね~。

なんかの歌の歌詞じゃないですが、「あの日あの時あの場所で君に出会わなかったら…」だなあって、つくづく思います。

お互いの何気ない行動の結果なんですよね。
会いたくて会ったわけじゃないのに、会ってしまう。

 

これもやはり「ご縁」というものなのでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。